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もともとレーザー治療は、医科の治療では特に外科や眼科の分野で使われてきました。歯科でのレーザー治療最大の効果は、レーザー光自体に備わっている殺菌効果です。これを利用して、ムシ歯や歯周病の治療、さらに審美歯科などに応用されはじめています。
今まで、歯周病の治療といえば、歯石やプラークを除去してブラッシングをこまめにする方法が推奨されていました。これでもある程度は、殺菌を減らす効果はあるのですが完治するまでには、長い年月にわたる患者さんの努力と根気が必要でした。
しかし、最近、歯周病のメカニズムが解明されるにしたがって、歯周病を引き起こす細菌をいかに効率よく減少させるかが注目され、レーザー治療が脚光を浴びるようになりました。
そのような意味でも、レーザー治療は世界的にも最先端の治療法といえるでしょう。現在、日本では歯周ポケット内に抗生物質などの薬剤を注入する方法により細菌の減少を試みる方法が採られていますが、このような方法は、細菌の抵抗力を増加させ、長年使用することによりまったく効果がなくなる「感作」(かんさ)という現象が起こってきます。このように、薬剤に頼る医療には限界があるのです。 |
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●歯科用レーザー装置 |
一方、レーザー治療は、レーザー光自体に殺菌効果がありますので、歯周ポケット内にレーザー光を当てるだけでポケット内を殺菌し、まったく痛みなくしかも安全に清潔な環境にすることができます。軽度な歯周病であれば1〜2回の治療でほとんど正常の歯肉になります。また、重度のものでも4〜5回の照射で出血や腫れ、膿が出るなどの自覚症状はウソのようになくなります。また、この殺菌効果を応用して根の治療にもレーザー治療は効果を発揮します。
今まで、根の先端が感染してなかなか治らなかったケースでも、根の中の方にレーザー光を当てることによって速やかに殺菌できますので、痛みもなく治療期間も大幅に短縮できます。
レーザー光の別の効果としては、鎮静・鎮痛効果があります。これは、歯を抜いた時とか、歯周病の手術時や、インプラントなどの手術後、腫れや痛みが軽減される効果です。この効果により、安心して手術が受けられますし、術後の痛みも和らぎますので、薬やアレルギーのある方でも安全に治療が受けられます。
ビタミン不足などが原因で、口の粘膜によく口内炎ができる方や、入れ歯で潰瘍ができやすい方にも、レーザー治療を応用することができます。口内炎や潰瘍のできた部分にレーザー光を当てるだけで、瞬時に接触痛はなくなりますので、治療を受けた直後から食事を摂ることが可能になります。顎関節症などで、口を開ける時や閉じる時に痛みがある場合でも、顎関節部分にレーザー光をまんべんなく当てることにより、痛みが軽減されて治療の次のステップに速やかに移行できますので、治療期間が短くなります。 |
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メラニン色素沈着症というのは、歯ぐきにメラニン色素が増えることによって歯肉が黒くなってしまうというものです。このようなケースの治療は、薬剤やメスなどによって組織を切り刻んでメラニン色素を除去する方法をとっていたのですが、この方法は術後にかなり痛みが伴うものでした。
最近ではレーザー治療により、麻酔なしで簡単にメラニンを除去することが可能になりました。また、術後の痛みもありませんので、気軽に治療を受けられます。 |
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レーザーを用いることによって、短時間で治療ができるようになりました。このレーザー・ホワイトニングは、天然の神経の生きている歯の漂白にたいへん効果的です。 |
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●レーザー治療風景
この症例は、漂白剤(16%過酸化尿素製剤)
をレーザー(Nd-YAGレーザー)によって
着色物質の分解促進をはかり、天然の神経の生きている歯の漂
白を行っているところです(レーザー専用メガネを使用)。 |
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